雪のアーバンパークライン(2018年の撮影から)
4月になりました。コロナウイルスの影響は収まる気配が見えません。日本は天災が多い国ですので、いつか自分の身にも、と覚悟している部分はありますけれど、まさか感染症がこのような形で生活に迫ってくるとは想像しておりませんでした。
最初、暗い話題から入ってしまいましたが、本ブログは今年になって週1での更新を続けています。これまでに蓄積されていた写真や鉄道模型の情報などをちゃんと記事にしていこうと思い、数年十数年放置状態だったブログを生かす形で再スタートを切りました。これまでの3カ月は何とか続けることができました。これからも続けれていければと思います。鉄道コムに登録するようになって、徐々に読者の方も増えてきした。まだコメントなどはいただけていませんが、皆さんからのご意見をいただけるよう頑張りたいと思います。
さて、先週は雪の武蔵野線をご紹介しました。実は、武蔵野線に行こうか、東武アーバンパークラインに行こうか、結構迷っていました。2018年1月22日の大雪の際には、東武アーバンパークラインの撮影を主にしていましたので今日はその時の写真をご紹介します。(写真はすべてPanasonic DMC-FZ200です。)
Panasonic DNC-FZ200 f2.8 1/30 ISO-1000 162mm (35mm換算)
当時最新の東武60000系が大雪の中を走行しています。この時の大雪は一面真っ白に染め上げてくれました。
Panasonic DNC-FZ200 f2.8 1/30 ISO-800 268mm (35mm換算)
車両には巻き上げられた雪が付着しますが、後退角がついているからか、少なめの印象です。
Panasonic DNC-FZ200 f2.8 1/30 ISO-800 600mm (35mm換算)
列車が通過した後は、毎度踏切のセンサーを人の手でチェックしていました。ありがとうございます。
Panasonic DNC-FZ200 f2.8 1/30 ISO-800 25mm (35mm換算)
東武8000系の方は先ほどの60000系に比べてだいぶ雪が付着しています。ところで、この画像、柏駅行なんですが、前照灯と尾灯の両方がついてるのが分かりますか?おそらく後方の視界確保のためと思いますが、この状態でやってきましたので・・・
Panasonic DNC-FZ200 f2.8 1/40 ISO-400 600mm (35mm換算)
発車後もこのように、まるで逆走しているかのような写真になりました。
Panasonic DNC-FZ200 f2.8 1/50 ISO-800 228mm (35mm換算)
この場所での撮影は、やはりこのカーブを走る8000系がきれいです。雪が降ると毎回ここで撮影していますが、今回は武蔵野線を選んだため、2020年の雪はこの撮影はできなかったのが悔やまれます。
Panasonic DNC-FZ200 f2.8 1/40 ISO-800 245mm (35mm換算)
最後にカーブを向かってくる8000系の写真です。このアングルで6両を収めるのが切位置がかなり難しいといつも思います。
次の雪までに、8000系はまだ残っているでしょうから、リベンジしたいところです。
3.11の時、知り合いの鉄道模型店主は、「趣味を辞めた方はたくさんいるだろう。家財に被害が出た方は、もう鉄道模型は買わないだろう。東北の太平洋側の多くが失われてしまった。」と言っていました。コロナ問題も実際の死者数に比べて経済的事情により趣味活動をやめざる得なくなる方が増えたり、模型店の廃業が増えることが懸念されます。こんな時は、鉄道ファンは、家で鉄道模型か、昔の写真でも見返して過ごすのが吉ではないでしょうか。外出自粛をしつつ、心まで壊れてしまわないようにしたいところです。今は力を蓄えて、然るべき時に発散したいところです。
雪の武蔵野線、205系に会いに。
今日は関東地方でも地面が白くなるくらいの積雪が見られました。1シーズン1度あるか無いか、ですので、お昼の2時間だけ外に出てきました。
NIKON D5100+SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMで撮影。
これで70mmギリギリの画角でしたので、今日は雪の撮影で露出もあまり気にしなくてよいだろうということで、久しぶりにNIKON AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-EDを装着。
NIKON D5100+NIKON AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-ED
そう高くないレンズですが、このくらい写ってくれれば御の字です。以下、すべて同じレンズです。
そして本番の205系、M4編成です。気が付けば205系武蔵野線もだいぶ数減らしました。LED方向幕の編成はもうないんだとか。
続行で貨物列車、75レです。東京ター隅田川の列車のようです。EF66-100は、最近はよくみるとやはり国鉄型の血を引いているなぁと再認識した次第です。なおこの後に石油貨物が来るかと思ったのですが、そちらは運休でした。このあたりで雪は雨に変わりつつあったので撤収。
総武線伝統の御茶ノ水駅折り返し運用の終焉
「総武線」、昔からの地元の人はこう呼べば、「千葉ー三鷹間の黄色い電車」の認識で異論はないと思います。「中央・総武緩行線」というのはE231系が総武線にデビューしたころからの名前のような気がします。というのは103系や201系の幕には「総武線」はありましたが、E231系のLEDから「中央・総武線」という表記が見られるようになったのも影響していると思われます。
そんな総武線に変革の時が来ました。E231-0系の運用がだいぶ少なくなった今日この頃、3/13の終電をもって御茶ノ水駅での折り返し運用および三鷹以遠への乗り入れを終了しました。そんな最終日の総武線の姿を残しておきたかったので、撮影してきました。
秋葉原駅には何人かの撮影者の方がいて、代わる代わる撮影をしていました。この時間帯はどんどん来る総武線はすべて御茶ノ水行きなので、被写体には事欠かきません。
千葉駅行のE231系は0番台がやってきました。残り少ないE231-0に会えるのはちょっとうれしい。
同時に今後はみられなくなるE233-0系の中央線各駅停車。そもそも現在までにおいて、総武線と中央線の区別をよくするならもっと早くからこうした系統分離すべきだった気もします。
この写真は少し前(2020年1月19日)の夜に撮影した「武蔵小金井」行の総武線。夜になると見ることができる、「立川」「豊田」「武蔵小金井」の文字は、夜行列車のように、「どこへ行ってしまうんだろう?」という旅情を感じさせたものでした。千葉に住む私にとって、三鷹以遠ともなると、未知の領域、旅行先のようなイメージで、今でもその感覚は抜けません。
E231-0系の6ドアも、三鷹以遠も御茶ノ水も過去のものになった総武線。さみしさばかりこみあげてくる3/13のダイヤ改正前夜でした。
ミラーレス一眼とコンデジと。
今日はカメラのお話です。
少し前から良い機材がないかなと思って探していました。ようやくそれなりに納得のいく機材に会えたのでご紹介します。
最近のミラーレス一眼の値下がり具合は半端ないです。50000円以下でもだいぶいい機種が購入できます。FujifilmのX-A5レンズキットを40000円台前半で購入できましたので紹介です。
最近の撮影はNIKON D5100に17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMで撮影していました。使いやすいし悪くはないのですが、如何せん重い。
写真の上がD5100+17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMで 本体510g レンズ465gで合計975gとこのクラスの一眼としては悪くないのですが、ちょっと機動性が悪いと感じていました。
そこで、このX-A5ならと思い、X-A5+XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZで本体311g レンズ135gの合計446gとなり、だいぶ大きさも重さもコンパクトにすることができました。
もっとも、レンズの性能はだいぶ違うので一概には言えませんが、昨今のコンデジの高価格化を見ればこの選択肢に行きつきました。
以下作例ですがまだ慣れていないので、どういう写真が撮れるのかかよくわかっていません。
※トリミング済み f5.6 44mm 1/400 ISO1600
f5.2 36mm 1/50 ISO1600
f3.5 15mm 1/25 ISO400
このブログでこのような刺身の写真を掲載するのは不思議な気がしますね。料理などの撮影には向いているようです。
最後に次回へのネタだしを含めて。
X-A5では「マルチフォーカス機能」があり、それを使うとこのように、模型(HO)でも後ろの車両までピントが合うような写真を撮影することができます。この模型、先日海外のサイトで購入したもので、次回以降にご紹介できれば。と思います。
新幹線を、のぞみを、特別から日常へと変えた新幹線は静かに最後を迎えた。
2020年3月8日、のぞみ315号は最後の700系新幹線ののぞみ号となるはずでした。新型肺炎の影響で苦渋の判断があったとはいえ、結果的に時刻表に掲載された列車としての運行は2月28日ののぞみ406号新大阪発東京行が最後となりました。
偶然にも、その日のぞみ406号に乗車できましたのでご紹介します。(※実際には3月の団臨で1往復した列車もありますが、時刻表掲載列車としてのラストランとして本記事では紹介します。)
新大阪駅は既にたくさんの人でにぎわっていました。まさか、この日が700系のラストランになるとは思いも知らず。ただ、上りラストランではありましたので、この23番線にもカメラマンは多かったです。
そして入線してきた700系に多くのシャッターが向けられます。
9号車のグリーン車に乗車しました。700系の装飾と、方向幕に出迎えられました。
700系のグリーン車には初めて乗車しました。重厚なシートに体を預け、名古屋あたりから小田原付近までの記憶はありません。それにしても、全体に力強く走っている印象でした。N700A系のような軽快さではなく・・・。車内では記念のクリアファイルなどの販売もあり、特別な列車感も相応にありました。また各駅では撮影者も多かったのですが、車内は驚くほどに空いていました。
到着した東京駅では皆さん撮影タイムに。
今回の700系の装飾デザイン、後ろの部分は試験車両の300Xをデザインしているのでは、と思っています。300Xから生まれた700系、その雰囲気を十分に感じさせるデザインです。
東京駅では、このバックのオフィスビルが印象的です。やはり新幹線は、ビジネスに重要ですから、700系もビジネスパーソンを支えたのでしょう。
そして静かに、700系は去っていきました。
700系はデビューこそ華々しく、Ambitious JAPANの旗印の下でそれまでのひかり中心ダイヤからのぞみ中心ダイヤに変更、自由席も設定されてまさにのぞみを身近な存在にした、そんな新幹線だったと思います。
一方で、700系の独特のフロント形状は、「カモノハシ」と呼ばれましたが、それは決してかっこいい、という意味ではなく、特に先代の100系、300系、JR西日本の500系に比べてやはりデザイン的にはいまいち、という印象がぬぐえませんでした。それは、空力や物理学の見地からは正しいのかもしれませんが、決してかっこいいとは思えなかったのも事実です。
一方で、先のAmbitious JAPANも、車内チャイムがの楽曲が変更になったのも、700系の功績です。2000年にはシンデレラエクスプレスにも登場するなど、JR東海のフラッグシップトレインとしての役割を果たしてきました。派手な役割もあった割に、最後が静かになってしまったのも、時代を反映しているのではないでしょうか。
個人的に大好きな100系新幹線の事実上後継だったこの700系にはずいぶん嫉妬しましたが、あのカモノハシはどこか憎めないなぁと思っていました。
それでもこの最後の2か月間に、何度も見るチャンス、そして乗車のチャンスがあったのは嬉しかったし、お疲れさまと言いたいと思います。
ありがとう700系。
のぞみを誰もが乗れる新幹線にするという夢を叶えてくれたカモノハシ。
勝田車両センターまつりに参加してきました。
先週開催された、勝田車両センターまつりに参加してきましたのでその様子をご紹介します。今回は常磐線全線開通直前ということもあり、盛り上がっているだろうと思っていました。4000人の来場を見込んでいて、事前に抽選で選ばれた人しか行けないということでした。
しかしふたを開けてみると、新型肺炎コロナウイルスの影響で、イベント規模はだいぶ縮小されており、少々残念な感じに・・・。ただ、逆にゆっくりできましたし、その中でも楽しめました。
入り口を入ると、入場のURLを見せます。
その先には物販・・・ということで最初は物販から。鉄道車両部品販売となっていましたが、駅の部品が多かったですね。私はフレッシュひたちの乗車案内を購入してきました。
メインの車両の撮影の方はEF81&DE10から。EF8195に北斗星、まさに見慣れた姿です。DE10にはHMなしだったのが残念。あけぼのあたりをつけてもよかったのでは。
この日掲出されたHMたち。これらに加えて「夢空間」もありました。
一旦室内に入るとE531系のイベントPRHM車両が。2020年2月22日ということで2222Mでお祝です。
地元のレールクラブのHOゲージ運転会もありました。
外に戻ってくると、歴代の常磐特急が・・・!
651系は水戸観梅号です。水戸観梅号は485系や583系で運転したこともあったと記憶しています。
皆さんお目当てのスーパーひたち、仙台行き・・・最後に見ることができて良かったです。この直後に会場を後にしましたが、その後レアな「フルカラーフレッシュひたち」や「ウイークエンドひたち」など懐かしい行先の披露があったようです。
個人的にはこのエルムも嬉しかったです。ただ、常磐線関係ないよなぁっていう・・・。北斗星は何度も常磐線迂回をしていますが、さすがにエルムはなかったんではないかと・・・。
常磐線といえばエキスポライナー・・・まあいいんですけど当時は8195レインボーはなかったですよね。
このような感じで、終始ゆっくりした時間が流れておりました。というか、そもそもここに4000人も入れる予定だったんでしょうか・・・。
最後におまけ。HM交換の際にはてるてる坊主が登場。EF81のそばにずっといたようです。朝は雨でしたが、昼間はなんとか降られずに過ごせました。てるてる坊主さん、ありがとうございます。