春の花めぐり号 2018 東武1819F最後の東武野田線(2018年4月21日の記録から)
全国で緊急事態宣言解除!とはいきませんでしたが、解除の日は近そうですね。解除した場合に何が起こるのか?まだ想像するしかないですけれども、それにしても夏位から飲み会とか普通に戻ってくれば、とも思いますがさてどうなるでしょうか。
緊急事態宣言に関連して、鉄道会社での減便が相次いでいますが、東武鉄道では350形の特急「しもつけ」が宣言解除のダイヤ復活を待たずに引退となるかもしれません。朝の北千住駅で何度かその姿を見たことがあります。バカ騒ぎになるのもどうかと思いますが、ひっそりと消えていくのも寂しいものです。
350形といえば、その前身は1800形電車の改造によって登場しました。最後まで残った1819Fと呼ばれる原形、原色の元急行りょうもう仕様車が最後の料金不要列車として走った2018年4月20日の記録を本日はご紹介します。
春の花めぐり号という臨時列車が運河ー佐野間で運転されました。これに抜擢されたのが1800形1819Fというわけです。6両編成のうち、1~2両分に団体客と思しき集団が乗車しており、それ以外の車両を一般乗車可能にしたものと思われます。
運河駅に到着すると既に多数のファンが待ち受けていました。一般車両は、それはもう鉄道ファンで賑わっていました。なんでも、野田線への入線は6年ぶりだったとか。
前面左上の佐野行の表示がなんともいいですね。JRの感覚だとここは編成札ですが、東武だと行先表示になるようです。
特製のHMをつけて、流石は元優等列車という風格です。側面幕は「臨時」でした。この時はまだ正式な引退のアナウンスされていなかった、と思いますが、後に2018年5月20日の団体臨時列車でその幕を下ろしました。
終始ファンがとにかく多かった印象です。終点佐野駅の踏切から撮影した写真です。前面左上の表示が既に「回送」になっていました。
帰りは舘林まで移動しました。8000形がここでも活躍しています。舘林からは1800形の後任、200形による特急りょうもうで帰路につきました。
こんなコロナ禍の状況だと、こんな日帰り旅行でさえ、贅沢なことをしていたのだなと改めて思います。