線路の向こう側

鉄道や趣味に関することを週1更新でお届けします。

485系1000/1500番台 勝田K60 「勝田のイルカ」実車とTOMIX(2012年の撮影から)

6月も最後の週になりました。1年の半分が終わりです。今年は2月頃から人類はCOVID-19と戦い続けていますので、なんだか時間の感覚が変ですね。疲れきってしまったと感じます。

さて、今日はTOMIX485系K60のお話しです。6/26に発売となりましたが、発売即完売の店舗が多かったようです。
 485系の中でも人気の高い、4灯ヘッドライトの1500番台の先頭車であること。
 2012年と比較的最近まで首都圏で活躍していた車両であること。
 かつ引退済みで今後の新規のファン層の獲得も難しそうな車両であること。
以上のような状況では、出荷数は絞りかつ欲しいファンが一定数以上いるので入手困難な傾向になるのも致し方のないことでしょう。私はというと、今回は予約していたので無事に入手できました。実は予約を少しためらったのですが、予約して正解でした。

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まずはケースを開けると、あれ?以前は485系のセットは7両用のウレタンを使用していたはずですが6両用になっています。まあ実用上不便はないんですが、コスト削減の一環でウレタンを共用していたのかと思っていたのですが違ったのでしょうか?

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レールの上にのせて通電してみます。

f:id:shirakinozomi:20200627230848j:plainTOMIXのHGの485系は帯のラインが不安という声もありますが、中々いいじゃないですか。

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ピント合成で撮影した写真がこちらですが、前面が少しぶれてしまって残念な感じに・・・。

この485系K60編成は元上沼垂車で、新潟地区で運用されていました。その後勝田に移って2013年までこの塗装で活躍したそうです。今回セットされている「急行ぶらり鎌倉号」のほかに、「イクスピアリ号」などの臨時列車、修学旅行列車などに充当されました。当時の勝田電車区はこの485系K60のほかに4両のK40もいて、合計10両編成で運用されることもあったそうです。

 

急行ぶらり鎌倉号の運用時には武蔵野線を経由しますので、何度か見た記憶があります。そのうち2012年6月14日の記録から。

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南流山駅で列車を退避していました。この列車はいわき発鎌倉行で種別は「急行」で運転されていました。しかし全区区間を乗り通すと5時間以上も乗車することになります。まだ上野東京ラインもなかった時代の話です。

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パンタグラフ周辺の写真。こんな構図でよく撮影していたなぁと当時の自分を不思議に思います。

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側面には専用の方向幕が。「金文体」と呼ばれるフォントですね。f:id:shirakinozomi:20200629004220j:plain
試しに出力してみると、一致しました。

designpocket.jp

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隣には205系海浜幕張行き。武蔵野線らしい1コマです。

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サイドの485 express とイルカのロゴアップで。編成番号などの表記はなかったようです。「勝田のイルカ」と私は呼んでいましたが、今思えば、「大洗のイルカ」なのかもしれませんね。大洗への夏の波動輸送を意識していたのかもしれません。

模型ではMicroAceからも発売されていましたが、それに比べると今回のTOMIX製K60は決定版になるでしょう。K40と合わせて10両編成にしたい方も多いようですが、果たして発売されるのでしょうか。私はK40との10両編成は見たことがなく、単独での運用しか知りませんのでこれで満足かな、と思っていますが、実際発売されたら少し悩むでしょうね。

一方でビバあいづ色が出た方が欲しくなるかもしれません。ビバあいづも少し奇抜な塗色ですが、少し思い入れがあるもので・・・。その時を待ちたいと思います。