線路の向こう側

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総武線伝統の御茶ノ水駅折り返し運用の終焉

総武線」、昔からの地元の人はこう呼べば、「千葉ー三鷹間の黄色い電車」の認識で異論はないと思います。「中央・総武緩行線」というのはE231系総武線にデビューしたころからの名前のような気がします。というのは103系や201系の幕には「総武線」はありましたが、E231系のLEDから「中央・総武線」という表記が見られるようになったのも影響していると思われます。

そんな総武線に変革の時が来ました。E231-0系の運用がだいぶ少なくなった今日この頃、3/13の終電をもって御茶ノ水駅での折り返し運用および三鷹以遠への乗り入れを終了しました。そんな最終日の総武線の姿を残しておきたかったので、撮影してきました。

f:id:shirakinozomi:20200313233145j:plain秋葉原駅には何人かの撮影者の方がいて、代わる代わる撮影をしていました。この時間帯はどんどん来る総武線はすべて御茶ノ水行きなので、被写体には事欠かきません。

f:id:shirakinozomi:20200313232801j:plain千葉駅行のE231系は0番台がやってきました。残り少ないE231-0に会えるのはちょっとうれしい。

f:id:shirakinozomi:20200313230912j:plain同時に今後はみられなくなるE233-0系の中央線各駅停車。そもそも現在までにおいて、総武線と中央線の区別をよくするならもっと早くからこうした系統分離すべきだった気もします。

f:id:shirakinozomi:20200119220103j:plainこの写真は少し前(2020年1月19日)の夜に撮影した「武蔵小金井」行の総武線。夜になると見ることができる、「立川」「豊田」「武蔵小金井」の文字は、夜行列車のように、「どこへ行ってしまうんだろう?」という旅情を感じさせたものでした。千葉に住む私にとって、三鷹以遠ともなると、未知の領域、旅行先のようなイメージで、今でもその感覚は抜けません。

E231-0系の6ドアも、三鷹以遠も御茶ノ水も過去のものになった総武線。さみしさばかりこみあげてくる3/13のダイヤ改正前夜でした。