鉄道模型を走らせる喜び(リカラー)
先日、リカラー東京店にお邪魔してきましたのでその模様をお伝えします。www.re-color.jp
早速ですが当日持ち込んだ車両を留置線に並べて撮影してみました。さながら、オレンジカードの撮影写真のようです。このリカラーのレイアウトはとてもよくできていて、ちゃんと写真を撮るとすごくリアルに写ります。
左端:KATO EF5823+KATO サロンエクスプレス東京
EF58は品番306-1という三桁品番の旧製品。おそらく40年以上前の製品ですが元気に走ります。ナンバーは「3055-1 EF58 小窓 茶」のASSYパーツから持ってきました。客車の方はサロンエクスプレス東京の最初期のロットで、伸縮アーノルドカプラーを装備したもの。製品は4両+3両のセット売りをしていました。
左2:KATO EF81北斗星+TOMIX 北斗星3/4号
先頭のEF81は小学生の時にクリスマスプレゼントとしていただいたもので、中々北斗星として走行する機会がありませんでした。TOMIXの北斗星購入に合わせて車両を整備し、JRマークインレタの貼り付けとHMの装着をしました。時代的にHゴムがグレーで平成初期の北斗星にちょうど良い感じです。客車はTOMIXの北斗星3/4号をセットのまま組成しました。全車TNカプラーに換装済みです。
中央:TOMIX さよならはくつる
TOMIXのさよならはくつるセットは発売が古く2003年8月で、当時の24系は車輪の転がりが悪く、走行にはそのままでは難しい問題がありました。そこで車輪のみすべて現行品に交換してあります。床板がTNカプラー非対応の時代のもので、連結機はアーノルドカプラーのままです。機関車はEF81139でまだ現役で活躍する機関車です。手すりが一体型の時代の旧ロットですが、あまり気にしていません。
右2:KATO 115系1000番台(長岡車イメージ)クハ-モハ-モハ-サハ-モハ-クモハ
KATOの115系1000番台の旧製品で、貫通6連の4M2Tのクモハ入りは長岡区に存在した編成です。この6両のみ室内灯を装備してありました。やはり作りが古いので何となくぼったりしていますが、走りは快調で少し手入れしてあげたいところです。
右端:TOMIX EF65 前期型+12系高崎車6連
EF65前期型と12系の組み合わせは国鉄~JR初期の各種団臨や臨時列車をほうふつとさせます。高崎車両センターセットの12系はJRマークがついていませんので、この組み合わせだと国鉄仕様っぽく見えます。
奥の機関区セクションには予備として持参した車両たちを留置しました。
前列左端:TOMIX 東京機関区 EF651114 最後に寝台特急出雲を牽引したナンバー
前列中央:TOMIX EF6437(茶) 現役を続けていますが青に戻りました
前列右端:TOMIX 田端機関区 EF651107 富士はやぶさを牽引した伝説のナンバー
後列左端:鉄コレ クモニ143 先の115系のお供に、但し走行化未施工
後列中央:KATO マニ50(ゆうマニ) 北海道に送られて活躍中です
運転中の様子は以下の通りです。
カーブを抜けてくるEF58+東サロ。ロクイチではありませんがとてもよく似合います。
奥の機関区を横目に。もっと車両数が多い方が映えるかな?
奥の留置線の編成と離合。
少し離れた陸橋があればこんな感じで撮影できるでしょうか。
隣接する道路からの撮影に見立てて。
最後の2枚は別のお客さんとのコラボレーション企画で、「青森信号所のようにしよう」企画です。ご協力に感謝します。
それにしても、走らせるのはやはり楽しいですね。改めてそう思いました。
埼京線の205系、最後の1本ハエ28(2016年の撮影から)
減りゆく武蔵野線205系を見ながら、ふと、そういえば埼京線の205系の写真があったことを思い出したので今日はその話から。
埼京線の205系は現在すでに引退済みですが、最後に残ったハエ28編成は2016年11月まで活躍を続けていました。事情はよく分からないのですが、JR東日本は、最後の1編成になった旧型車両を比較的長期間残して運用する傾向があり、このハエ28編成も感覚的には比較的長期間埼京線で残存していたと感じました。
写真は2016年2月に撮影したもので、池袋から埼玉方面へ向かうところでした。サイトで運用情報を追って、乗車できそうだったので池袋に向かった記憶があります。
埼京線の205系は6ドア車が好きでした。また、埼京線はりんかい線と直通するようになって、活躍の幅広がったと思いますただ私の住んでいる地域からだと中々利用の機会がないのですが・・・。
既に帯色はだいぶ退色していて、終わりが近かったのかなと思います。それにしてもこうしてみると、まるで常磐線を走っている205系が存在したかのようです。南千住駅当たりはこのような雰囲気ですしね。
このハエ28編成は富士急行で活躍を続けているようですが、もうすぐ首都圏の205系は相模線を残して引退するようです。この80年代後半に一世を風靡したブラックフェイスの205系にも終わりが近づいています。
束の間の電車移動は885系ソニック!
先日仕事で九州に行った際に、別府ー博多間で特急ソニックに乗車しました。仕事中でも移動を楽しめるのは鉄道ファンの得するところだと思います。
まずは別府駅に到着しました。ちょうど目の前を883系のソニック大分行が通過していきました。実は883系にいは乗車経験がないので、ぜひあれに乗りたいと思っているのです。しかし・・・
来たのは885系の白いソニックでした。885系はデビューは2000年でこれでも20年選手です。まだまだ新型だと思っていましたが、そろそろ後継の話が出るんでしょうか。885系は博多ー長崎間「かもめ」、博多ー小倉間「ソニック」での乗車経験があります。2010年に1次車の黄色のかもめ仕様が2次車の青色の白いソニック仕様に塗装変更されてからは、統一されて運用されているようです。
車内にはかもめ時代のロゴが見られました。883系の乗車を希望していたので、残念さもありますが、それはそれ、乗車を楽しむことにしましょう。
切符の購入には、JR九州ネット予約の「九州ネットきっぷ」を使いました。同区間を半額近い値段で利用できる切符です。しかも乗車直前まで買えますから、正規運賃で乗る人はほとんどいないのではないでしょうか・・・。
スモークがかった窓ガラスからは沿線の景色が飛ぶように流れていきます。乗車したのは2号車で、事前にコンセントが設置された指定席車との情報を仕入れていたためです。車内は登場時からの豪華さを伝える革張りのシート。シート背面にテーブルがないのは、車内でPC仕事をするのには不向きですね。
小倉駅に到着すると乗客は一斉にシートを転換して博多を目指します。最高速度はずっと130キロのはずですが、小倉ー博多間は快調に飛ばしていたような気がします。博多駅到着の直前の車内放送が入り、列車の旅は終わりを告げます。ここで少し前なら、JR九州の社歌「浪漫鉄道」のメロディが流れるところですが、今はそのような車内放送は行っていません。何とも残念です。
このあとすぐに別の会議があったため博多駅を後にし、帰りは福岡空港からスカイマーク便で羽田に戻りました。福岡からの帰京に飛行機を使用したのは初めてでしたが、福岡空港がすごくきれいな空港で感激しました。
夕飯は福岡空港内のショップでごまさばのおつくりと、紙かつ丼にしました。
そしてスカイマーク便で福岡を後にしました。
金曜日の夜の便、しかもスカイマークは10000円キャンペーンを実施していましたが、それでも乗車率は50%行くか行かないか。交通機関の需要低下はなかなか回復しないかもしれません。
最後の夜行急行、急行はまなす乗車記(2016年の撮影から)
今日の記事は新十津川の記事の続きです。
2016年2月28日、最後の夜行急行の急行はまなすに乗車したときの記録です。この日は廃止間際で切符の確保も至難の業、と思っていたところ、友人がなんとB寝台の切符を確保してくれました!もう、奇跡としか言いようがありません。
これで急行はまなすには2011年に青森→札幌間でのびのびカーペット車、そして最後の最後で札幌→青森間でB寝台に乗車することができました。
急行はまなすの発車標です。今見ると懐かしいですね。
そしてDD51に牽かれて入線です。
この日は以下の10両編成でした。
牽引機DD511148ー1スハネフ14 552(B)ー増21オハネフ25 3(B)ー2オハネ24 501(B)ー3スハフ14 551ー4オハ14 512(カ)ー5オハ14 507(ド)-6オハ14 508(ド)ー7スハフ14 508ー8オハ14 535ー9スハフ14 509
B:B寝台、カ:のびのびカーペット車、ド:ドリームカー
今にもディーゼルの排気音が聞こえてきそうです。
それではこの日の宿です。この日乗車したのは2号車でした。この日は冷たい雨で、雪になるかもと言われておりました。
4号車はのびのびカーペット車。
5,6号車はドリームカー。
リクライニング席でちょっとだけ豪華でした。
それ以外は普通車両です。
そうそう、ミニロビーもありましたね。
函館駅に到着すると撮影タイム。
青いDD51に別れを告げます。
ここからはDD51からED79にバトンタッチ・・・って白いはまなすHMですね。はまなすのHMには何種類かあったのは有名な話です。
反対側は通常の赤いはまなすでした。
ちなみに客車のテールマークはこんな感じです。
懐かしのB寝台です。何度かB寝台にはお世話になりましたが、この日が一番よく眠れました。あまりにも快適で降りたくなかったです。
青森駅に到着しました。
帰りは新青森から東北新幹線で帰路へ。残り26日となった北海道新幹線の開業日へ、そしてその前に3/21の運転をもって急行はまなすはその歴史に幕を閉じることとなります。
ほんの4年前の出来事ですが、今思い返すとより懐かしさと貴重な出来事だったことを実感します。急行はまなすを最後に、JRにおける定期客車列車は全廃となりました。
今、鉄道を始め、交通各社は岐路に立たされています。コロナ問題が完全終息した未来の鉄道はどうなっていくのでしょうか。その時代を生きる者として見守っていきたいと思います。
マイクロエース東武20050型の静かなる再生産と実車の静かなる日比谷線直通運用からの引退
7/1付でマイクロエースのA-7971 東武20050型8両セットが再生産されました。この製品は初回生産が2018年(のはず)で、2回目の再生産となりました。2020年3月末に日比谷線直通運用から実車が引退したのを受けてかと思われます。
この製品、初回生産時にすごく生産数が少なくて一部で有名でした。20070型の出来がいまいちだったとか、おともに最適な03系がいまいちで、20050型の人気が出ないと思われたので各模型店が発注数を絞ったとか、言われています。
今回も生産数は決して多くはなかったのではないでしょうか。店頭に並んでいるのかいないのかわかりませんが、ネット上では有名な店舗では完売になっています。大手私鉄の東武鉄道とはいえ、通勤型車両とあって需要はそこまで高くないかもしれません。
私はというと、日比谷線にはよく乗車しますし、20050型の5ドアにはロマンを感じます。発売日直前に運よく予約して入手できました。
少し写真が暗くて、昔のグレーのケースに思うかもしれませんが、ちゃんと最近の水色のケースです。
18m級の車両で8両編成中4両が5ドア車という強力な多扉対応ですね。平成を代表する私鉄の多扉車両と言えるのではないでしょうか。
先頭車両のアップです。先頭のカプラー部分が少々寂しいのとライト部分の天地方向に若干詰まっている感じがしますが、印象把握はよくできていると思います。帯色については諸説ありますが、まずまずかなぁと思います。
最後に実車です。私が最後に遭遇したのは2020年3月10日でした。時代の中でなくなっていった多扉車、その1つとして手元に残しておきたいと思います。
中央本線、初めての甲府(2013年の撮影から)
今日は都知事選だったようですね。他県のことはよくわかりませんので、スルーです。
さて、今日は2013年に初めて中央本線の立川以西に行った際、甲府駅で撮影した写真をご紹介します。
始めに、この撮影で使用したカメラはAGFAPHOTO AP15という機種で、当時ネットのレビュー企画でいただいたものになります。すでにメーカーは解散済み、今となっては何だったのか、というカメラですが、懸賞でカメラをいただいたということでとても嬉しかった記憶があります。
この時は往路で高速バスを使いました。今はなき新宿西口バスターミナルから乗車したのはこの一回となりました。
甲府駅なので身延線用の313系が中央本線のホームの隣にいます。
今となっては懐かしい、115系の6両編成です。でも、今でも中央本線にはこの車両がいるような気がします。
EF6438が休んでいました。
このカメラ最大の15倍ズームで。
EF6438は寝台特急あけぼのの牽引にも使用されました。
このカメラの売りの一つ、「モノクロ撮影モード」ですが、実情はただのグレースケール画像です。。。
それでも撮影には特に不自由しないし、軽くていいカメラだったと思います。今となってはその性能たるやスマホに勝てないんでしょうけれどね。でも、カメラで覗く世界もやっぱりいいものだと思います。
485系1000/1500番台 勝田K60 「勝田のイルカ」実車とTOMIX(2012年の撮影から)
6月も最後の週になりました。1年の半分が終わりです。今年は2月頃から人類はCOVID-19と戦い続けていますので、なんだか時間の感覚が変ですね。疲れきってしまったと感じます。
さて、今日はTOMIXの485系K60のお話しです。6/26に発売となりましたが、発売即完売の店舗が多かったようです。
485系の中でも人気の高い、4灯ヘッドライトの1500番台の先頭車であること。
2012年と比較的最近まで首都圏で活躍していた車両であること。
かつ引退済みで今後の新規のファン層の獲得も難しそうな車両であること。
以上のような状況では、出荷数は絞りかつ欲しいファンが一定数以上いるので入手困難な傾向になるのも致し方のないことでしょう。私はというと、今回は予約していたので無事に入手できました。実は予約を少しためらったのですが、予約して正解でした。
まずはケースを開けると、あれ?以前は485系のセットは7両用のウレタンを使用していたはずですが6両用になっています。まあ実用上不便はないんですが、コスト削減の一環でウレタンを共用していたのかと思っていたのですが違ったのでしょうか?
レールの上にのせて通電してみます。
TOMIXのHGの485系は帯のラインが不安という声もありますが、中々いいじゃないですか。
ピント合成で撮影した写真がこちらですが、前面が少しぶれてしまって残念な感じに・・・。
この485系K60編成は元上沼垂車で、新潟地区で運用されていました。その後勝田に移って2013年までこの塗装で活躍したそうです。今回セットされている「急行ぶらり鎌倉号」のほかに、「イクスピアリ号」などの臨時列車、修学旅行列車などに充当されました。当時の勝田電車区はこの485系K60のほかに4両のK40もいて、合計10両編成で運用されることもあったそうです。
急行ぶらり鎌倉号の運用時には武蔵野線を経由しますので、何度か見た記憶があります。そのうち2012年6月14日の記録から。
南流山駅で列車を退避していました。この列車はいわき発鎌倉行で種別は「急行」で運転されていました。しかし全区区間を乗り通すと5時間以上も乗車することになります。まだ上野東京ラインもなかった時代の話です。
パンタグラフ周辺の写真。こんな構図でよく撮影していたなぁと当時の自分を不思議に思います。
側面には専用の方向幕が。「金文体」と呼ばれるフォントですね。
試しに出力してみると、一致しました。
サイドの485 express とイルカのロゴアップで。編成番号などの表記はなかったようです。「勝田のイルカ」と私は呼んでいましたが、今思えば、「大洗のイルカ」なのかもしれませんね。大洗への夏の波動輸送を意識していたのかもしれません。
模型ではMicroAceからも発売されていましたが、それに比べると今回のTOMIX製K60は決定版になるでしょう。K40と合わせて10両編成にしたい方も多いようですが、果たして発売されるのでしょうか。私はK40との10両編成は見たことがなく、単独での運用しか知りませんのでこれで満足かな、と思っていますが、実際発売されたら少し悩むでしょうね。
一方でビバあいづ色が出た方が欲しくなるかもしれません。ビバあいづも少し奇抜な塗色ですが、少し思い入れがあるもので・・・。その時を待ちたいと思います。