最後の夜行急行、急行はまなす乗車記(2016年の撮影から)
今日の記事は新十津川の記事の続きです。
2016年2月28日、最後の夜行急行の急行はまなすに乗車したときの記録です。この日は廃止間際で切符の確保も至難の業、と思っていたところ、友人がなんとB寝台の切符を確保してくれました!もう、奇跡としか言いようがありません。
これで急行はまなすには2011年に青森→札幌間でのびのびカーペット車、そして最後の最後で札幌→青森間でB寝台に乗車することができました。
急行はまなすの発車標です。今見ると懐かしいですね。
そしてDD51に牽かれて入線です。
この日は以下の10両編成でした。
牽引機DD511148ー1スハネフ14 552(B)ー増21オハネフ25 3(B)ー2オハネ24 501(B)ー3スハフ14 551ー4オハ14 512(カ)ー5オハ14 507(ド)-6オハ14 508(ド)ー7スハフ14 508ー8オハ14 535ー9スハフ14 509
B:B寝台、カ:のびのびカーペット車、ド:ドリームカー
今にもディーゼルの排気音が聞こえてきそうです。
それではこの日の宿です。この日乗車したのは2号車でした。この日は冷たい雨で、雪になるかもと言われておりました。
4号車はのびのびカーペット車。
5,6号車はドリームカー。
リクライニング席でちょっとだけ豪華でした。
それ以外は普通車両です。
そうそう、ミニロビーもありましたね。
函館駅に到着すると撮影タイム。
青いDD51に別れを告げます。
ここからはDD51からED79にバトンタッチ・・・って白いはまなすHMですね。はまなすのHMには何種類かあったのは有名な話です。
反対側は通常の赤いはまなすでした。
ちなみに客車のテールマークはこんな感じです。
懐かしのB寝台です。何度かB寝台にはお世話になりましたが、この日が一番よく眠れました。あまりにも快適で降りたくなかったです。
青森駅に到着しました。
帰りは新青森から東北新幹線で帰路へ。残り26日となった北海道新幹線の開業日へ、そしてその前に3/21の運転をもって急行はまなすはその歴史に幕を閉じることとなります。
ほんの4年前の出来事ですが、今思い返すとより懐かしさと貴重な出来事だったことを実感します。急行はまなすを最後に、JRにおける定期客車列車は全廃となりました。
今、鉄道を始め、交通各社は岐路に立たされています。コロナ問題が完全終息した未来の鉄道はどうなっていくのでしょうか。その時代を生きる者として見守っていきたいと思います。